埼玉西部 土と水と空気を守る会
 

 裁判

  近くに廃棄物処理施設があって、毎日たくさんのトラックがごみを運んでくる、粉塵が飛んでくる、騒音がひどい。。改善をしてほしい、と、県や市に求めても、業者に求めても、良くならなくて、子供の健康が心配だし、窓も開けられない。布団も干せない。そんなとき、一体どうすればよいのでしょうか

 晴れた日には窓を開ける、騒音で苦しめられない穏やかな暮らしを求めること。それは当然の権利ではないでしょうか。
 わたしたちは、産廃の被害に苦しむ方々とともに、いくつかの裁判を支援しています。

 裁判をおそれずに、そして、裁判ってどんなこと? もっと身近に法があるといい。私たちの関わった裁判を報告し、伝えていきたいと思います。




 くぬぎ山最大手の産廃処理事業者「石坂産業」許可取り消し訴訟

 
 くぬぎ山最大手の産業廃棄物処理事業者の処分業の許可の違法を訴え、その取消を求めています。。訴訟継続中に、事業者自らが焼却炉を廃炉としましたが、その後、すぐに規模を拡張する、大規模な破砕施設の許可を得ました。現在は大規模破砕施設についての許可取消を求める訴訟が2件継続しています。
 第2次訴訟(破砕処分業許可取消請求)2002年周辺住民73名が提訴 
 2007年2月1審原告一部勝訴判決を得ました。
 しかし、違法とされた破砕減容施設を事業者が自ら廃止したため、控訴審では、原告適格が否定され、逆転敗訴の結果となりました。
  第3次・4次訴訟(破砕施設設置許可取消請求)2007年周辺住民22名提訴 
 現在さいたま地裁にて審理中です。 
第2次訴訟で違法とされた破砕減容施設他を廃止後に、同様の規模の大きい施設設置許可を得て操業を続行したため、再び許可取消訴訟を提起しています。 

 ごみ山火災損害賠償事件

 2002年4月ごみ山を積み上げた業者が火災を起こし、隣接工場が延焼により全焼した事件を巡る裁判です。
 ごみ山とともに全焼するという恐ろしい被害を受けた工場主を支援しています。
 2002年11月 損害賠償請求訴訟提起    被告 埼玉県、新明、新栄、排出企業6社
 2005年5月 1審判決 原告側の請求棄却
 2005年6月 控訴
 2007年3月 控訴審判決 原告側一部勝訴。業者の責任を認め、2600万円余りの賠償を認める。県、排出者の責任を認めず。原告、被告(新明)上告へ
 2007年11月 最高裁決定 原告の上告棄却、新明の上告却下 →控訴審判決が確定
 この裁判で、マニフェスト管理のずさんさ(排出企業の責任)、行政の指導実態のずさんさ(埼玉県の責任)、危険なごみ山を積み上げた上、延焼防止措置を怠った(新明・新栄の責任)などを訴えました。
 →2008には新明が所有していた跡地を代物弁済にて取得した産廃事業者に対して、所有権移転行為の取り消しを求める訴訟を提起しています。


 産業廃棄物保管積替場操業差止め裁判

 保管積み替え施設による、騒音低周波音・粉塵被害を受けている被害者を支援しています。
 2004年5月 差止め及び損害賠償請求訴訟提起、生活被害、騒音、低周波音被害、粉塵による健康被害を訴えました。計33回の期日が開かれ、2008年12月、裁判所は騒音の被害を認め、協議の結果、原告側実質勝訴の和解が成立しました。
 しかし、今も、事業者側は、「基準を超える騒音を侵入させてはならない」という和解条項を守らず、騒音の被害が続いているため、騒音の連続測定に取り組んでいます。

                                            



   
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